初心者におすすめの少額投資とは?投資の種類やメリット・デメリットをご紹介

2021.7.7

最近では小口の資金で手軽に始められる資産運用が増えてきました。そのような少額投資は、初心者が投資経験を積むのにも適した賢い投資の始め方といえます。この記事では少額投資のメリットやデメリット、少額投資ができる資産運用の種類などを紹介します。

 

少額投資の意味、メリット・デメリットとは? 

少額投資とは、少ない元手で始められる投資のことです。投資というと「富裕層のためのもので多くの資金が必要」と考える人もいるかもしれません。しかし現在は100円単位で投資できるサービスも登場し、少額投資の裾野は広がっています。

 

少額投資のメリット

まずは少額投資のメリットについて解説します。

 

初心者でも低リスクで投資できる

未経験の人がいきなり多額の投資で損をした場合、「二度と投資はしたくない」と思うかもしれません。この点、無理のない金額で投資を始めれば、たとえ損失が出たとしても少額で済みます。

資産を形成するためには長期の視点が不可欠で、収益を上げる以上に損失を少なくすることが大切です。少額投資は、投資を続けるうえで重要なリスクコントロールの方法を身に付けるトレーニングになります。

まずは少額で投資がどんなものかを経験し、徐々に投資金額を増やしていくといいでしょう。

 

分散投資がしやすい

投資のリスクを減らす方法の1つに「分散投資」という考え方があります。複数の投資対象を選ぶことによって、資産全体を大きく減らすリスクを避ける方法です。

従来は複数の金融商品を購入するには多額の資金が必要でした。しかし少額で投資ができるようになったことで、分散投資もしやすくなっています。その結果リスクを抑えながら運用でき、長期的な資産形成につながります。

 

税制優遇を受けられることがある

一般の投資信託などの金融商品で得た運用益には20.315%の税金がかかります。しかし、同じ金融商品をNISAやiDeCoなどの非課税メリットのある制度で購入すると、利益に対して課税されません。

投資の運用益は不確定ですが、非課税メリットは制度を利用して利益が出れば確実に得られるものです。

 

少額投資のデメリット

続いて少額投資のデメリットについて解説します。

 

元本割れのリスクがある

少額投資といっても元本保証でないことには変わりがないため、損失を被る可能性はあります。ただし、上述したように少額投資での損失は限定的なものなので、損失を過度に恐れずにリスクコントロールの方法を学びましょう。

 

元手が少ないため利益も少ない

投資の元本が少ないと、当然のことながら得られる利益も多くは期待できません。したがって、ある程度まとまった利益を得るためには時間がかかります。少額投資で大きな利益を狙うのではなく、投資のやり方を学ぶファーストステップと考えるといいでしょう。

 

コストが割高になる

投資金額が少ない場合、金融商品の購入手数料などのコストは割高になる傾向があります。また、購入する金融商品の種類や取引回数が多くなると、その都度コストがかかります。

利益の少ない少額投資では、コストの影響が大きくなります。なるべくローコストの商品を利用するなど、コスト管理を意識して少しでも多く利益を得ることが大切です。

 

【初心者向け】少額投資ができる資産運用の種類 

それでは、初心者でも取り組みやすい少額で始められる資産運用を紹介します。

 

個人向け国債

個人向け国債とは、国が発行する個人を対象にした債券です。半年ごとに利子が支払われ、満期には元本が戻ってきます。利子には0.05%の最低保証があり、額面1万円から1万円単位で購入できます。1年経つと中途換金ができるようになり、その場合でも元本割れしません。少額から購入できて元本が保証されているため、初心者でも安心して始められる資産運用です。

 

単元未満株(ミニ株など)

単元未満株とは、1単元より小さい単位で売買できる株式投資をいいます。証券取引所で売買される株式の取引単位を単元株といい、日本国内で上場している会社の株式の1単元は100株です。単元未満株の最低取引株数は証券会社によって異なりますが、1株から株式の売買ができるサービスを提供している証券会社もあります。

株価5,000円の場合、1単元100株で50万円(5,000円×100株)の資金が必要ですが、1株から購入できる証券会社を利用すれば5,000円で株式投資が始められるのです。

ただし、証券会社によって取り扱う銘柄が限られている、リアルタイムでの取引ができないなどのデメリットがあります。

 

投資信託

投資信託とは、投資家から集めたお金を運用のプロが株式や債券などで運用し、その成果を還元する金融商品です。たとえば株式に投資する投資信託(ファンド)なら、1本の中でさまざまな銘柄を購入するため、それだけで分散投資ができることになります。

通常、複数銘柄の株式や債券に投資するには多額の資金が必要になりますし、情報収集もしなくてはなりません。投資信託を購入すれば、少額の資金でもプロが選んだ投資先に分散投資をすることが可能です。

また、最近では100円から投資信託を購入できるネット証券もあるため、よりいっそう投資を始めやすくなっています。

 

積立投資

積立投資とは、毎月決まった金額で投資信託などの金融商品を買い付けていく投資手法のことです。1万円程度の資金でもコツコツと積立を続けると、長期的には大きく資産を育てることができます。一度積立を設定してしまえば自動的に買い付けがされるため、購入のタイミングに悩むこともありません。

積立投資の方法で税制優遇が受けられる国の制度に、iDeCo(個人型確定拠出年金)とNISA・つみたてNISAがあります。以下にて、積立投資の種類とiDeCo・NISAについて解説します。

 

株式累積投資(るいとう)

株式累積投資(るいとう)とは、株式の1銘柄を毎月一定の金額で買い付ける商品です。毎月の積立金額は1万円以上1,000円単位なので、初心者でも気軽に株式投資を始められます。

株式累積投資で単元未満株を取得した場合、通常の株主のような議決権や株主優待はありません。しかし、配当金は株数に応じて受け取れます。また、累積した株数が単元株数に達した場合は購入者の名義となり、株主としての権利が発生します。

証券会社によって購入できる銘柄が限定されているため、希望する銘柄を取り扱っている証券会社に口座を作る必要があります。

 

投信積立

投信積立は同じ投資信託を毎月一定額購入していくもので、積立投資というと投信積立を指す場合もあります。株式累積投資と違い、証券会社だけでなく銀行でも取り扱いがあるポピュラーな積立投資です。

多くの金融機関が取り扱うためサービスの競争が激しく、今では100円から積み立てられる金融機関もあります。選べるファンドも多く、「初めてなので値動きの少ないものがいい」「リスクを取っても収益を狙いたい」など、自分の希望に合った運用がしやすいのもメリットです。

つみたてNISAの制度を利用できるものもあり、その場合はつみたてNISAで運用したほうが有利です。

 

純金積立

純金積立とは、金を毎月一定額継続して買い付ける投資手法です。証券会社や地金業者が取り扱っています。業者によって最低金額は異なりますが、1,000円程度の少額から始められる投資です。

金を保有しても利息などは付かず、期待できるのは売却時の差益だけです。しかし、金は世界中どこでも公正な取引がされているという、「世界共通通貨」としての性質を持っています。少額で始められる純金積立なら、分散投資の一部として気軽に金への投資ができます。

 

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、加入者個人が毎月掛金を拠出し、制度の中で用意された金融商品を自分で選んで運用していく私的年金制度です。iDeCoには一般の積立投資にはない3つの税制メリットがあります。

  • 掛金が全額所得控除の対象になる
  • 運用中の利益には課税されない
  • 受け取り時に一括で受け取る場合は退職所得控除、年金で受け取る場合は公的年金等控除の対象になる

iDeCoは5,000円以上1,000円単位で積み立てることができ、上限額は加入者の属性によって決まります。60歳になるまで積立金を引き出せないことに注意が必要ですが、少額投資ができて税制メリットもあるため、うまく活用したい制度です。

 

NISA・つみたてNISA(少額投資非課税制度)

少額投資非課税制度とは、決められた非課税枠の範囲で購入した金融商品の運用益が非課税になる制度です。20歳以上の人が利用できる少額投資非課税制度には、NISAとつみたてNISAがあります。両者の特徴は次の通りです。

NISA つみたてNISA
非課税限度額 年間120万円 年間40万円
投資期間 最長5年(ロールオーバーあり) 最長20年(ロールオーバーなし)
対象商品 投資信託、上場株式、ETFなど 一定の条件を満たした投資信託、ETF

NISAも積立の設定はできますが、少額で長期の運用をするならつみたてNISAが利用しやすいといえます。投資信託の積立をするなら、非課税限度額まではつみたてNISAを活用しましょう。

 

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、昨今注目を集めている投資型クラウドファンディングの一種です。投資型クラウドファンディングとは、事業者がインターネットなどで一般の投資家から出資を募り、調達した資金で事業を行って収益を還元する仕組みです。

不動産クラウドファンディングの場合、事業者は調達した資金で不動産事業を運営します。多くの不動産クラウドファンディングのサービスにおいて、最低投資金額は1万円となっています。不動産に直接投資をするには多額の資金が必要ですが、不動産クラウドファンディングなら気軽に不動産投資を始められます。

 

少額投資を始める前に知っておきたい4つのポイント 

 

余裕資金で運用する

投資に充てる資金には、すぐ使う予定のない余裕資金を充てましょう。なぜなら、生活費を投資に使って損失が発生した場合、日常生活に支障が出てしまいますが、余裕資金であれば大きな問題にはなりにくいからです。お金には適材適所があります。まず目的別にお金を分類しましょう。お金の種類は次のように考えます。

お金の目的 適した金融商品など
生活費などすぐに使うお金 預貯金など元本保証で出し入れ自由なもの
住宅の頭金など近いうちに使うことが決まっているお金 会社の財形貯蓄など
すぐに使わない将来のためのお金 投資信託など増やすための運用商品

 

分散投資でリスクを減らす

投資のリスクを減らすために、分散投資は有効な方法です。投資における分散には次のようなものがあります。

投資対象の分散 株式や債券など投資対象を1つに集中させずに分散する。
性質の異なる投資対象を組み合わせることによってリスクを減らす効果がある。
地域の分散 同じ投資対象でも、日本と先進国と新興国のように地域を分けて投資する。
時間の分散 一括購入ではなく、積立のように同じ金融商品を複数回に分けて購入する。

投資対象の分散、地域の分散においては、資産ごとの配分(アセットアロケーション)を考えることも大切です。

 

長期の視点で運用する

損失を少なくし、資産を大きくしていくためには長期の視点が必要です。

短期の投資は大きな利益が期待できる反面、大きな損失を生む可能性も高くなります。投資を継続して資産を育てていくためには、投資をやめざるを得ないような大きな損失を避けるようにしなくてはなりません。

また、資産を増やすためには複利運用が有効です。複利運用とは、投資で発生した利益を投資元本に組み込んで運用していく方法です。複利運用は期間が長くなるほど大きな効果を発揮します。

 

なるべく簡単で手間のかからない方法を選ぶ

投資は一時的なものではなく、時間をかけて資産を育てていくマラソンのようなものです。サラリーマンなど仕事を持った人が投資のために時間を奪われると、長続きさせることが難しくなってしまいます。

ゆえに、投資はなるべく簡単で手間暇のかからないもの、できれば「ほったらかし」でいいような方法を選びましょう。この記事で紹介した少額投資はどれも手軽にできるものですので、忙しい人にもおすすめです。

 

まとめ

投資の初心者には「何から始めていいかわからない」というような不安がつきものです。しかし、最近では少額から簡単に始められる金融商品やサービスが増えて、初心者やまとまった資金がない人でも投資を経験しやすくなりました。この記事で紹介した少額投資から資産運用を試してみて、リスクに慣れていくといいでしょう。

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